最近、「私は便秘じゃないから腸は問題ない」そんな方でも、よくよく話を聞くと、下痢になりやすかったりと、排便に関するトラブルは誰にでも経験があることなのではないでしょうか。

腸は健康を保つためのキーポイントです。でも、便秘や下痢などのトラブルに悩んでいる現代人はたいへん多くなっています。

口から摂取した食物は食道、胃、小腸を経て大腸に送りこまれます。大腸にくる段階では、すでに栄養のほとんどが吸収されています。大腸に入ってくるのは、吸収されない繊維などのカスや水分です。

太い大腸を通過する間に水分が吸収されて直腸、肛門から排泄されます。この間、大腸は自ら伸縮をくり返して、便を肛門のほうへと送っていきます。ところが、何らかの理由で大腸の働きが鈍くなると、排泄されずに、中に滞留してしまいます。これが便秘です。また、逆に何らかの原因によって大腸での消化吸収がうまくいかない場合、便塊が形成されず、そのまま排泄されることとなり、下痢になります。

便秘の大きな原因として挙げられるのが次の4つです。

(1)排便反射

朝起きたときには、昨日のうちに食べた食物のカスが大腸に集まって排泄されるのを待っています。朝食を食べて食物が胃の中に入ると、腸の運動がはじまって直腸の方へ押し出されます。これを排便反射といいます。朝、忙しくて便意があってもトイレに行かずにいることをくり返しているうちに、正常な排便反射が失われて便秘をおこします。

(2)ストレス

精神的な緊張、不安、イライラが続くと、大腸の伸縮がはげしくなって腸が細くなることがあります。

(3)運動不足

身体を動かさないでいると、大腸のはたらきが弱くなって伸縮運動が弱まり、便秘に陥りがちになります。シニア層に多いです。

(4)水分不足

便の材料になる水分が足りていないと、排泄物が固くなって、外に出にくくなります。

これらの状態を解決するためには、繊維質のものをよく食べること、朝必ずトイレに行く習慣をつけること、安定した精神状態で生活すること、適度な運動をすること――などが大切です。

また、下痢の原因としては

⑴分泌性下痢

食あたりなどで細菌に感染したときや食物アレルギー、薬などの影響で腸粘膜に障害をおこしたときなどは、腸管内の分泌が過剰となり下痢を起こします。

⑵浸透圧系下痢

腸管内に浸透圧を上げる(腸の外から水分を取り込もうとする)成分があると、水分吸収がうまく行われず、下痢を起こします。浸透圧を上げるものには、一部の下剤やサプリメント、食品(ソルビトール、キシリトールなど)があります

⑶運動亢進性下痢

ストレスや暴飲暴食、冷えなどによって自律神経のバランスが崩れ、腸の動きが過剰に亢進すると、便の通過スピードが速くなって水分の吸収が不十分になり下痢を起こします。腹痛を伴うことが多いのが特徴です。

⑷慢性的な下痢

習慣的な下痢が長い間に渡って継続すると、腸に炎症がおき、様々な病気を発症していることがあるので病院受診が必要です。

 

便秘や下痢には様々な精神的ストレスによって自律神経のバランスを崩していることが多いことがわかると思います^^

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