学校の体育の時間やスポーツの準備運動でよくする伸脚運動。久しぶりにやってみると、意外とできないものです。
その理由は、太ももやふくらはぎの筋肉が硬くなっている、足首や股関節が硬くなっている、体幹が弱くなっている、などが考えられます。
足腰の強さは健康寿命にも大きく関わっています。
足腰が弱く、運動量が少ないと、年とともにますます筋力が低下し、転びやすくなります
。
転ばない体をつくるポイントは、「体のバランスを保つ」「足の筋力を保つ」「体の柔軟性を保つ」の3つだと言われています。
開脚屈伸は、この3つを保てる体操です。いくつになっても開脚屈伸が交互にできると理想的ですね。
「まったくできない」という方は、軽めの運動から始めてみましょう。(無理はしないでください。)
開脚屈伸は、伸ばした側の足の裏を床につけると内もものストレッチになり、つま先を立てるとハムストリング(太ももの裏側)のストレッチになります。
このとき、曲げている側のひざとつま先を同じ方向に向けます。
また、ひざが前に出過ぎないようにして、ひざに負担がかからないようにしましょう。
手を前に伸ばすのが難しい場合は手の位置は気にしなくても大丈夫ですが、上体が前かがみにならないようにならないようにしましょう。
特にひざに手を当てた場合に、手でひざを内側に押さないように注意が必要です。
ムリのないように自分の体に合わせて徐々に強度を高めて筋力をつけ、健康寿命をのばしましょう。