私達の身体には、調和とバランスを保つための
様々な装置が備わっています。

体温、血圧、血糖、心拍数などが高すぎたり、
低すぎたりしないように調整する恒常性維持機能、
細菌やウィルスから守ってくれる免疫機能などです。

私達の身体は、とても賢く敏感です。

自らバランスと調和を維持し、
バランスが崩れた時は私達にサインを送ります。

そのサインは、筋肉の緊張や痛み、
不安や焦りなどの情緒の変化、
疲労や無気力など、様々な形で現れます。

身体からこうしたサインがあると耳を傾けて
身体をケアしてあげる必要があります。

しかし、身体に注意を向けるよりも外部の環境や
刺激に影響される生活をしていると、
自分の身体とのつながりが切れてしまっていることが多いのです。

感覚が鈍くなり、身体が送っているサインをキャッチできません。

また気づいてもどう対処すればいいかわからなかったり、
忙しいのを言い訳に無視してしまったりします。

身体に痛みを感じると、なぜ痛いのかを考えてみることもなく、
すぐに鎮痛薬を飲みます。

自分の身体はバランスを失っていると気づいてこそ、
バランスを回復するためのアクションができます。

感覚が回復すると、病気の予防にも大きく役に立ちます。

感覚の回復のためには、「水昇火降」が必要です。

ウェアラブルコンピュータに、心拍数や血圧や睡眠を
チェックしてもらうことに頼り過ぎて、
自分自身の感覚が鈍くならないようにしましょう。

身体や心に不調があるときには、何か理由があります。
日常生活を振り返り、心身のバランスを崩している習慣や
生活パターンがないか、注意深く見てみましょう。

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう